ご存じのように、IBMはビッグブルーという呼び名で親しまれている。それは中国語では「藍色巨人」と訳される。私が初めてIBMを身近に感じたのは1999年、北京のITブームを取材するために、中関村を訪れたときだった。とにかくその事業の巨大さに圧倒された。

のちに、私がずっと追いかけていた中国のパソコンメーカーである聯想(のちに、レノボという社名で知られる)がIBMのパソコン事業を買収したとき、ちょっとばかりその巨人の身長が縮んだように思われた。しかし、それでもこの会社には今も畏怖に近いほどの敬意を感じている。
たとえば、伊豆・天城高原に、天城ホームステッドという研修施設がある。毎年夏、森に囲まれたこの施設に、普段多忙な生活を送っている各分野のエグゼクティブが集まり、世の中の最新動向とその研究結果、知見と情報の交換に熱い議論を交わす。
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