本当のお金持ちは何にお金を使っているのか。資産7億円を築いた実業家の上岡正明さんは「お金を使うための基準軸をしっかりと持っている。ブランド品やパーティーに興味を示さず、無駄なお金を徹底して使わない」という――。(第1回)

※本稿は、上岡正明『資産7億円の父が子どもに伝えたい 本当のお金持ち入門』(大和書房)の一部を再編集したものです。

ドル紙幣と金のインゴット
写真=iStock.com/alfexe
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高級ブランド=富裕層は間違い

最初に「本当のお金持ち」の定義を見直してみよう。もしかしたら、君たちがイメージしている「お金持ち」は僕が定義する「本当のお金持ち」とは違うかもしれないからだ。

ゴールが間違っていたら、それまでのチャレンジが無駄になってしまう。無駄とまでは言わなくても回り道になるのは確かだ。それに、人はイメージした人間になるという事実もある。君たちが間違ったイメージを持っていたら、「本当のお金持ち」にはなれない。だから、君たちが「本当のお金持ち」を認識しておくのは、大切な準備なんだ。

さて、君たちは今、僕と買い物にきている(としよう)。繁華街の大通りを高級ブランドのウェアを着て歩いている人がいるね。果たして、その人は「お金持ち」かな? もしも、それが君たちの「お金持ち」のイメージならば、はっきりと「違う」と言っておく。

確かに、お金がなければ高級ブランドは買えない。でも、それは本当のお金持ちではなくて「自分をお金持ちに見せたい人」なだけの可能性がある。

お金持ちこそユニクロやGUを着用する

実は、お金持ちは節約がとても上手だ。お金があるからといって、漫然とお金を使ったりはしない。それは、「お金を使うための基準軸」をしっかりと持っているからだ。

たとえば、高級ブランドとファストファッションのウェアを比べても、こだわりがなければファストファッションを選ぶ人が多い。価値がそれほど違わないものに、贅沢ぜいたくにお金を使う意味はないからだ。

お金持ちだって、できる限り消費を抑えている。日用品は安いほうを選ぶし、同じ価値のものならなるべく安く済ませる。無駄なお金を使わない分、貯蓄や投資に回す。だからお金が増えるのだ。

その代わり、意味があるものには出し惜しみせずにお金を使う。たとえば、大事なビジネスで自分をアピールするために高額なイベントが必要だと判断したら、たとえ100万円でも即決する。

最近、僕は1カ月で300万の広告をうった。リターンは同じ300万だった。収支はトントンだ。だが、それ以上に貴重な経験を手に入れた。次はもっと少ない予算で大きなリターンを生み出せるだろう。最初のトライや学びへの出費だけで、自分次第で次からいくらでも利益を生み出せる。