ブランド品やパーティーは「浪費」でしかない
一方で、お金持ちにとって、浪費なんてもってのほかだ。飲んだり食べたりして、そのうえ自慢話をして、騒ぐだけのパーティにも出かけない。
会社を経営していればなおさらだ。僕は、常に僕の代わりに働いている社員のことを考えている。もし、社員がそんな姿を見たら、どう思うかをまず考える。多分、社員は「社長の夜の楽しみのために、自分たちはこんなに遅くまで働いているんじゃない」と思うだろう。
それは労働意欲を低下させることになるし、優秀な社員は転職を考える。そんなことになったら、会社にとっては大きな損失だ。「本当のお金持ち」にとって、自分をお金持ちに見せるだけのファッションや集まりに使うのは、無駄なものに費やす「浪費」でしかない。
このように、お金持ちはお金の使い方にメリハリをつけている。浪費をしないで、生きたお金を使うのが本当のお金持ちなんだ。君たちも、お小遣いを何に使って、何に使わないのか、意識するところから始めてみてほしい。
「浪費」は「死に金」ともいう。使った後に価値を生まないお金だ。お金持ちに見られたいだけの人は浪費する。浪費している以上、いくら稼いでもお金は貯まらない。
資産家がお金をかけているもの
この「死に金」の反対が「生き金」だ。使っても何かしら次につながる、価値のあるお金だ。先ほど話した広告への投資も同じだ。本当のお金持ちは、そんな生きたお金の使い方をする。
その代表が株式や不動産への投資だ。投資は利益を生む。ものを買う時も、「投資」を前提に検討する。車ならリセール(売却価値)の高い車種を買う。500万円で購入しても、数年後に485万円で売却できれば節税効果もあり、充分に元が取れるよう購入前に計算をして車種を選ぶ。
将来的に収益をもたらす可能性のある財産を「資産」という。本当のお金持ちは、この生きたお金を使って資産を築くのが抜群にうまい。そして、お金持ちが扱う資産は、有価証券、土地など、物理的な形を持つ「有形資産」に留まらない。
自分自身の価値を高め、将来的に収益を生み出す源泉となるスキル、経験、知識といった、物理的な形を持たない「無形資産」にも生きたお金を使う。たとえば、自己投資。自分自身を成長させるために資格取得などのスクールに通うのも、価値が減らないお金の使い方だ。
