dancyu総合研究所ロゴ
2023年3月1日、株式会社プレジデント社(本社:東京千代田区、代表取締役 鈴木勝彦)は、「dancyu(ダンチュウ)総合研究所」を設立しました。30年以上にわたり食の美味しさと楽しさを追求してきた食の総合メディア『dancyu』の知見とネットワークを活用し、企業、団体、地方自治体などの食の課題に対して独自のソリューションを提供するメディアシンクタンクとして活動を開始します。

dancyuはこれまで、雑誌やWEBサイト、SNS等での情報発信を通じて、調査・企画・編集力を蓄積してきました。また、来場者のみならず企業や自治体などの出展者から高い評価を得ている大規模食イベント「dancyu祭」を通じて高度なイベントの運営能力を培ってきました。これに加え、近年では、食に強い情熱を持つ約2万人の読者ファン組織「dancyu食いしん坊倶楽部」の各種活動や実物店舗の「dancyu食堂」(JR東京駅構内)のプロデュースを通じて、商品開発力や商品販売力を身に付けてきました。これらの持てる資産を総合して、市場調査から商品の企画開発・磨き上げ、販売促進、ブランド化までをワンストップで提供します。また、食を通じて地域経済を活性化するソリューションを提供します。

022年4月新宿住友ビル三角広場で2日間にわたって開催したdancyu祭。美味しい料理と酒を求める食いしん坊たち約1万8000人を集めた(左)。人気飲食店や地方の特色のある食産品など44のブースが旨さと楽しさを競った(右)。
022年4月新宿住友ビル三角広場で2日間にわたって開催したdancyu祭。美味しい料理と酒を求める食いしん坊たち約1万8000人を集めた(左)。人気飲食店や地方の特色のある食産品など44のブースが旨さと楽しさを競った(右)。
dancyuがはじめてプロデュースした飲食店「dancyu食堂」。2022年4月東京駅構内の「グランスタ八重北」にオープン(左)。生姜焼き定食は「毎日食べたくなるような“ふつう”で飽きの来ない美味しさ」を目指すdancyu食堂の一番人気メニュー(右)。
dancyuがはじめてプロデュースした飲食店「dancyu食堂」。2022年4月東京駅構内の「グランスタ八重北」にオープン(左)。生姜焼き定食は「毎日食べたくなるような“ふつう”で飽きの来ない美味しさ」を目指すdancyu食堂の一番人気メニュー(右)。

dancyu総合研究所は、dancyu編集長の植野広生が所長を務め、専門知見を持つ編集スタッフに加え、取材先である料理人や専門家で組織します。

dancyu総合研究所が目指すソリューションの中心手法は「ファン作り」です。一過性の話題作りではなく、末永く応援してもらえる商品やサービス、ブランドを育て上げます。そのために、一流の料理人とより良い食を求める生活者に参加してもらい、自分たちが心底食べたい、作りたい、訪れたい、人に教えたいと思える食体験を調査し、設計し、カタチにしていきます。

一見豊かな食文化を享受している現在の日本ですが、食材生産の現場は深刻な後継者不足に直面し、社会全体では大量の食材ロスを生むなど、課題が山積しています。良いものがきちんと評価され、その価値に見合う対価を得ることが、美味しさを未来につなぐ唯一の方法であるとの信念に基づき、私たちは食ビジネスにかかわるすべての人々をサポートします。dancyu総合研究所は、食で日本を元気にします。