2026年4月9日にプレジデントオンライン会員限定で開催した、著書累計200万部超のマネーコンサルタント・頼藤太希さんのウェビナー「お金の増やし方&最高の使い方」。セミナーの要点を切り取った、短い動画シリーズをYouTubeで公開しています。生涯お金を増やすことより使い切ることを考える、EP.2「ほぼDIE WITH ZERO」戦略を解説します――。
「2億円あっても何に使えばいいか分からない」
頼藤太希さんの相談窓口には、こんなケースが寄せられたといいます。70代の夫婦、資産は2億〜3億円。なのに「何にお金を使えばいいか分からない」と悩んでいる。長年、子どもの教育費にはお金を使い続けてきたのに、自分のためには使ってこなかった――だから「何が楽しいかもわからない」というのです。
資産形成に成功した人ほど、使い方を考えてこなかった。そのパラドックスが、動画の出発点です。旅行代を子どもや孫のために出すなど、思い出や経験を共有することこそが大切――頼藤さんはそう語ります。
自分のための資金をなぜ使えないのか
内閣府のデータが示す現実は驚くべきものです。多くの人で65歳時点が資産のピーク。そこから取り崩しが始まるものの、80歳を過ぎても資産の9割が残ったまま――「老後資金は自分が使うために貯めてきたはずですよね」と頼藤さんは問いかけます。さらに注目すべきは「活動能力」の問題です。データによると、人間の活動能力(健康・興味・創造性)は45歳から急速に低下し始めます。前頭葉は45歳をピークに縮小し、将来やりたいと思っていたことへの「興味」すら失われていく。「体が動く時期」と「お金が十分ある時期」がずれてしまう構造的問題を、頼藤さんは丁寧に解説します。


