※本稿は、頼藤太希『会社も銀行も役所も教えてくれない 定年前後の人生戦略』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
一時金で利用できる「退職所得控除」
Q.「一時金」と「年金」、退職金の受取額が最大になるのはどっち?
A.退職金は一時金受け取りを優先したほうが、百数十万円も手取りが増えてお得です。ただし、無駄遣いしてしまいそうな人は、年金で受け取るのがベター。毎年安定的に受け取れるので管理がしやすく、無駄遣いも減らせます。
退職金の受け取り方には、一括で受け取る「一時金」、分割で受け取る「年金」、一部を一時金、残りを年金で受け取る「一時金&年金」があります。このうち、退職金の手取り金額を最大化できるのは「一時金」です。
会社での給与や賞与は「給与所得」という所得ですが、一時金で受け取る退職金は「退職所得」という所得になります。退職所得は分離課税といって、ほかの所得とは区別して課税されます。退職所得は、「(退職一時金-退職所得控除額)×2分の1」という式で計算します。
退職所得控除は、退職金を一時金で受け取るときに利用できる控除です。退職所得控除の金額は、勤続年数によって計算します(図表1)。退職所得控除の計算式は、勤続年数が20年以下か20年超かで変わります。

4月9日、著書累計200万部突破の人気マネーコンサルタント・頼藤太希さんをお招きし、プレジデントオンライン人気連載の待望の書籍化を記念した特別LIVEセミナーを開催します。会社も銀行も教えてくれない「本当のお金の増やし方」や、持っているだけで資産が育つ「年代別・最強ポートフォリオ」とは。新時代を生き抜く資産形成の極意を、たっぷり語っていただきます。
● セミナー概要
第1部 年代別・最強の投資ポートフォリオ
物価が高騰しているいまは、資産を現金のまま保有していると目減りしてしまいます。どんな状況でも資産を安定的に増やせる『パーマネントポートフォリオ』を日本人向けにアレンジした資産運用戦略を大公開します。
第2部 幸福度を確実に上げるために人生後半で手に入れるべきたった一つのもの
一生懸命準備した老後資金も、いざリタイアを迎えると残高が減る恐怖から思うように使えないケースは少なくありません。頼藤さんは、運用を続けながら「定率」と「定額」のルールで計画的に取り崩すことで、不安なく資産を活用できると語ります。そして、限りあるお金を一体何に使うべきなのか。持続的な幸福をもたらす、「あるもの」とは――。



