高額な医療費がかかったときに自己負担を抑えてくれるのが高額療養費制度。経済評論家の頼藤太希さんは「高額療養費制度は今年8月と来年8月に見直しが予定されており、自己負担の限度額が引き上げになる。とくに高額所得者は気をつけたほうがいい」という――。

※本稿は、頼藤太希『会社も銀行も役所も教えてくれない 定年前後の人生戦略』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

病院のベッドに腰掛け、点滴を受けながら本を読んでいる男性
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今年8月、来年8月の2年連続の見直し

病気やケガをして病院にかかっても、医療費の自己負担額は最大でも3割。年齢や所得によっては1割、2割で済むこともあります。なぜなら、健康保険に加入しているからです。窓口で保険証を提示すれば、医療費を大きく減らすことができます。

しかし、病気やケガの状態によっては、入院や通院が長引き、医療費が高額になってしまう場合があります。そんなときに役立つ制度が、高額療養費制度です(図表1)。

【図表】高額療養費制度の自己負担限度額
作成=Money&You

高額療養費制度は、1カ月(毎月1日から末日まで)の医療費の自己負担額が上限を超えた場合に、その超えた分を払い戻してもらえる制度です。