先行き不透明な中、注目される高配当株
混迷するイラン情勢、くすぶる貿易戦争、そして囁かれるAI・半導体バブルなど、今、先行きの読めない相場状況の中、高配当株への投資が注目されています。
短期的な値動きに一喜一憂せず、配当金を目的にどっしりと長期保有する投資スタンスは、ちょっとしたことで乱高下するストレスフルな相場において、多くの人に支持されています。私自身も、資金の一部では、そんな高配当株投資を心がけています。
そして昨年、『安心・安全の、一生もらえる『高配当株』投資』(ぱる出版)という本を出版しました。内容の一部はこちらの記事でも紹介しています。そして、最終章にて、実際に私が保有している、厳選した10銘柄の高配当株を紹介しました。
その出版からちょうど1年経ち、今、史上最高値を更新するなど絶好調の日経平均株価ですが、その実体は、一部のAI・半導体銘柄ばかりが注目され、値上がりする一方で、年初来安値を更新し続けるような銘柄も少なくないという、いびつな相場とも言われています。
そのような相場の中、それら厳選10銘柄はどうなったのか……その結果を確認してみたいと思います。
すべて上昇、株価が2倍以上の銘柄も
まずは、書籍で紹介した10銘柄について、出版時の株価と現在の株価、そして、その上昇率を一覧(図表1)にしてみました。
紹介したすべての銘柄が上昇、しかも3銘柄は2倍以上に上昇しています。最近は相場の変動が激しく、本記事公開日の株価は、執筆時点から大きく変動している可能性もあるので、そこはご了承ください。
ただ、株価が上昇した分、その配当利回りは出版時に比べて下落していますが、それでもまだなお、十分な水準と言えるでしょう。
もっとも、この1年間は相場全体も非常に堅調だったわけですが(日経平均株価は62.66%、東証株価指数は41.00%の上昇)、比較的手堅い値動きをすると言われる高配当株において、(高い配当金を受け取っていることも踏まえ)これは十分に誇れる成果だと自負しています。


