慢性的な疲労や疲れは、どうすればとれるのか。内科医の本間良子さんは「日中がんばれないのは、副腎が疲労を起こしているからだ。副腎の負担を減らすために抜いたほうがいい食材を紹介しよう」という――。(第3回)

※本稿は、本間良子『小麦抜きのすすめ』(アスコム)の一部を再編集したものです。

コーヒー
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朝起きられない原因は「副腎」にあり

朝、なかなか起きることができない。がんばって起きても体がいつまでも重たい感じがする。しつこいだるさが日中ずっと抜けない。すぐに疲れてぼんやりしてしまう。

そんな疲労や倦怠感は、日によって、多かれ少なかれ誰しもが感じています。でも、それが慢性的になっていたら要注意。その原因には、やはり小麦が関係しています。

「がんばれない」というのは、言い換えれば、副腎ふくじんが疲労を起こしているということ。体内の各部位が炎症を起こし、副腎からコルチゾールがたくさん出すぎてしまっているのです。結果、「ただただ疲れる」状態になってしまうのです。

そんな気だるい朝に、副腎をとりあえず一瞬でも働かせるのにもっとも楽なのは、いったいどんな食事でしょうか?

それは、砂糖がかかった甘いパンと、ミルクや砂糖が入ったコーヒーのような、血糖値を一気に上げてくれる食事です。

朝のドーナツが疲労を招く

「ドーナツと熱いカフェラテがなければ、一日がはじまらない」

この記事を読んでいる人の中にも、そんな人がいるかもしれません。少しややこしいですが、コルチゾールが出ると血糖値が上がりますが、血糖値が上がってもコルチゾールは上がります。

そのため、朝から甘いものを「食べたい」と感じる人は、すでに副腎が疲労気味。また、そのような食事をするからこそ、ますます疲れてしまう悪循環におちいるのです。

いまは、カフェやコンビニで朝から簡単に食事ができるので、むかしに比べて、総じて副腎疲労になりやすい環境が揃っています。

しかも、コーヒーにはカフェインが含まれているため、体のだるさや疲れを一時的にごまかすことができてしまう。

副腎疲労の人は、コーヒーやコーラを何杯も飲むような傾向があります。

そんな状態だから、しつこい疲れや倦怠感にいつまでも悩まされるし、慢性的な不快症状から、冷え症などの新たな症状も現れてくるのです。