健康で長生きするためにはどんなことに気を付けるべきか。内科医の本間良子さんは「私たちが当たり前のように口にしている食材が脳にシミを作り、認知症を引き起こす原因になっている。まずはその摂取を控えることだ」という――。
※本稿は、本間良子『小麦抜きのすすめ』(アスコム)の一部を再編集したものです。
小麦の食べ過ぎで脳が炎症を起こす
私の夫は幼いころから強いアレルギーがあり、さまざまな症状に苦しみながら、長年ひどいアトピー性皮膚炎にも悩まされていました。
もちろん、四六時中皮膚にかゆみがあると、気持ちは落ち着かないし、ときには深く落ち込んで心が疲れ果ててしまうこともあります。そんな状態のうえに、さらに多忙が重なって、夫はイライラして過ごすことが多かったように思えます。
「いつもかゆいからイライラするんだろうな」そう思って、ただただ同情していました。
みなさんのまわりでも、アトピー性皮膚炎などアレルギーを持っている人には、ちょっとイライラしているような雰囲気がありませんか? でも、これは「かゆくてイライラしている」と思われがちですが、それだけが原因とは断定できません。
もちろん、かゆみは主な原因のひとつですが、実は「脳」が炎症を起こしている場合があるのです。
第1回の記事で「腸漏れ」について紹介しました。人間の体は血管などを通じてつながっており、腸が漏れていると、腸から細菌や毒素などが入って、肌やほかの臓器を巡りながら、やがて脳にいたってしまう場合があります。
そのようにして脳に炎症が起きてしまうと、気持ちがイライラしたり、集中力が途切れがちになったり、多動気味になったりしてしまうのです。

