※本稿は、和田秀樹『死ぬまで楽しく生きる本』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。
同窓会なんて「気分しだい」でいい
みなさんは同窓会に行かれるでしょうか。昔の友人と会いたいから、必ず行くと決めている人もいるでしょう。
私の場合、東大医学部の同窓会から誘われることがあり、たまに行ったりしています。同窓会のメンバーの中には教授になった人もいますし、私のようにそのコースから外れた者もいます。
でも、だいたいの参加者は、いわゆる「勝ち組」が多いのです。そして、同窓会というのは、「勝ち組のメンバーたちが楽しむ集まり」というのが実態です。
私は勝ち組ではありませんが、本をいっぱい出しているので、昔の仲間にも知られているようです。だから、同窓会にも誘われるのでしょう。
このように、東大医学部の同窓会は勝ち組の自慢話ばかりなので、私が聞いていてもあまりおもしろくありません。
でも○○君が再婚したとか、昔の仲間の消息を知ることができたりすることもあって、まったくつまらないわけではありません。
まあ、暇があれば行くけれど、無理にスケジュールを空けてまで行くことはない。そんな「気分しだい」での参加です。みなさんもそれくらいの感覚で、同窓会の参加、不参加を決めてよいのではないでしょうか。
年をとると「病気自慢」が多くなる
高齢者の同窓会で多い話題といえば、病気自慢でしょう。俺はこんな病気で手術をしたとか、何種類もクスリを飲んでいるとか、そんな病気自慢が多くなっているのではないでしょうか。
現役の頃の同窓会なら、出世自慢とかが多いと思いますが、年をとると病気自慢が多くなります。
病気の話題は、自分の参考になることもあるので、その話題が好きだったら同窓会に行けばよいと思います。
逆に、人の病気の話に興味がなかったり、聞いておもしろいと思えないのであれば、行かないほうがよいのではないでしょうか。
女性の場合、同窓会の話題で多いのは孫自慢だといいます。でも孫がいる人ばかりではありません。孫がいない人は、嫌な思いをするかもしれませんね。
嫌な思いをしてまで、同窓会に行く必要はありません。気の合う人とだけ、個別に会うほうがよいと思います。
男性の高齢者では、定年して仕事をやめたとたん、ほとんどの人づきあいがなくなってしまった、という人が多いようです。会社以外の人間関係をつくらなかった人は、そうなってしまうものです。
友人がいなくて寂しいので、新たな友人をつくりたいと思う人もいるでしょう。ただし、よっぽど気が合う人でなければなりません。

