小麦で体が戦闘態勢になる
小麦によって体内に炎症が引き起こされると、その炎症の火消しのためにコルチゾールが分泌され、やがて副腎疲労の状態になっていきます。
また、炎症が引き起こされた部位は筋肉が硬くなり、緊張を引き起こしやすくなります。その理由は、筋肉を硬くしないと炎症やストレスと戦えないからです。
そうして必然的に筋肉が硬くなって、肩こりなどがひどくなっていく仕組みです。そんなとき、体の中では、戦うためのホルモン「カテコールアミン」が過剰につくられています。
カテコールアミンは、戦うホルモンの総称で、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンなどが含まれるもの。そして、このアミン類もまた、小麦などによって腸内環境が悪くなったときに過剰につくられてしまうのです。
肩こりはパソコンのせいではない
カテコールアミンが分泌されると、交感神経の働きが高くなって、自律神経のバランスが崩れていきます。すると、つねに筋肉が緊張して硬くなってしまう……。
「背中にまるで板が入っているようで、痛くてつらい」
そんないい方をするほど、カチカチにこってしまう人はたくさんいます。また、「パソコンのせいで肩こりがひどくなった」と訴える人も多いのですが、これもまた副腎疲労になっている可能性があります。
ただし、副腎疲労だから肩がこるのか、実際に肩に過剰な負担がかかり、炎症があるから副腎疲労が進んだのか、見分けるのが難しい面があるのも事実。たとえば、鼻炎や副鼻腔炎などの場合は、炎症が起きた部分を筋肉が守ろうとして緊張し、それによって肩こりになる人もいます。
いずれにせよ、小麦によって腸内環境が乱れると、首や肩、背中のこりや痛みが引き起こされる場合が多くなるのは、たしかなことです。
