配当利回り5%超は魅力的
●LIXIL(5938)
株価 1672円(+1.24%)
配当利回り 5.38%
PER 40.06倍
PBR 0.72倍
トステム、INAX等が統合して誕生した、建築材料・住宅設備機器業界の最大手企業。
オートバックスセブン同様、株価は1年前とほぼ変わらない水準で、相場全体の上昇率と比べると物足りないと感じるかもしれません。しかし長期的な視点で見れば、株価は約5年前の高値(3000円超)をピークにした下落基調からは、現在の水準で下げ止まっているとも捉えることができます。
また、2026年3月期の配当性向は300%超(配当金額は利益の3倍超)と異常な水準ですが、「長期にわたり安定した配当を実施することを株主還元の基本」とし、実際、(赤字や極めて低い利益のときにも)長年にわたって減配なく、安定して配当金は支払われています。今後もそのような配当重視のスタンスを信じるなら、現在、ゆうに5%を超える配当利回りは大いに魅力的でしょう。
●ENEOSホールディングス(5020)
株価 1386円(+103.37%)
配当利回り 2.45%
PER 8.98倍
PBR 1.11倍
国内シェア5割の石油元売り首位。
割安な株価や株主還元の姿勢から、数年前から概ね上昇傾向にあった株価ですが、ここ最近は、とくに原油価格上昇等による業績アップを追い風にさらに上昇率を高め、結果、この1年間で2倍以上に上昇しました。
「1株30円の配当を起点とする、業績に応じた累進配当」に加え、「当期利益の50%以上を配当・自社株買いで還元する」という積極的な株主還元の姿勢は、非常に心強いと言えます。
また、10倍を下回るPERは割安感があり、1.11倍のPBRも、決して割高とまでは言えないでしょう。
●シチズン時計(7762)
株価 2256円(+160.21%)
配当利回り 2.22%
PER 20.02倍
PBR 1.88倍
大手精密・電子機器製造会社で、腕時計と工作機械が2本柱。
株価は1年間で2.5倍以上にも上昇し、今回の10銘柄の中で上昇率はトップです。
株主還元方針は、安定的かつ継続的な配当を重視することを掲げ、DOE5%以上を目安としています。DOEとは、株主資本配当率(株主資本に対する配当金の割合)のことで、配当還元の目安として一般的な「配当性向(利益に対する配当金の割合)」と違って、業績に比較的影響されることなく、配当金が安定しやすいとされています。
ちなみに2020年3月期・2021年3月期は赤字・減配となりましたが、無配ではなく、配当金は(少額ながらも)支払われたことは、配当金目的の投資スタンスの視点からは、大いに評価しています。なお、2022年以降は業績は回復し、現在、増配を続けています。
