血管を損傷する血糖値と血圧の上昇を防ぐには何をするといいか。医師の池谷敏郎さんは「血圧と血糖値の上昇を抑えるには、食後に体を動かすといい。私が長年推奨しているのが、通常のウォーキングよりも運動量が2~3倍あり、4、5分行うだけでウォーキング10分間と同等の運動効果が得られる『ゾンビ体操』だ」という――。

※本稿は、池谷敏郎『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。

食べた後の空のプレート
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血管の酸化を防ぐ体内の「サビ取り部隊」

活性酸素が発生することで血管は著しくダメージを受けます。このダメージにストップをかけるのも、運動がもたらすメリットの一つ。

活性酸素は、ストレス、紫外線、喫煙、そして加齢によっても過剰に発生します。この活性酸素が暴走して血管の壁(内皮細胞)を攻撃し続けると、血管が硬くなったり、内側にプラーク(コブ)ができたりしてボロボロになってしまいます。

この活性酸素によって血管が攻撃されている状態を「酸化ストレス」と呼んでいます。

しかし、人間の体はとてもよくできていて、このサビを防ぐための「サビ取り部隊」を生まれながらに持っています。それが「抗酸化酵素(SODなど)」です。この酵素たちが体内をパトロールし、暴走する活性酸素を無害な水などに変えて、血管を守ってくれています。

ただ、悲しいことにこのサビ取り部隊は、年齢とともに少しずつ減って弱くなってしまうのです……。そこに福音をもたらすのが、運動です!