2026年6月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3をお送りします。老後・健康部門の第2位は――。
▼第1位 健康のために「1日1万歩」も歩く必要はない…厚労省が設定している「70歳以上のシニアの目標歩数」
▼第2位 スクワットよりラクでウォーキングより効果的…1日たった5回×2で血糖値がみるみる下がる「イスを使った体操」
▼第3位 「毎日1万歩」もウォーキングする必要はない…最新研究で分かった「80歳でも脳が若い人」に共通する歩数
なぜ早食いは危険なのか
ゆっくり食べることを習慣にしましょう。これこそが血糖値スパイクを防ぐ、もっとも確実な方法です。
グラフは血糖値スパイクを示す食後血糖値の変化を示しています。食後「高血糖が起きている人」は、お昼の食事(12時)の後、血糖値は200mg/dLくらいまで上がります。
この高血糖を下げるため、インスリンが大量分泌され、血糖値は100mg/dLくらいまで下がります。
夕食(18時)の後も同じように食後高血糖が起きていますが、このような血糖値の急上昇と急下降が繰り返されるたびに血管が傷つけられ、動脈硬化を進めます。
これに対して、健康な人の血糖値は急激に上がらず、ゆるやかに推移しています。しかし、健康な人でも早食いをすると、早期のインスリン分泌が食後高血糖の上昇に追いつかず、血糖値が急上昇します。
すい臓への負担も減らせる
逆に、ゆっくり食べると、インスリンが少しずつ分泌されるので、食後血糖値の上昇がゆるやかになり、ピークも低く抑えられます。
また、インスリンの分泌量も少なくなるので、すい臓の負担を減らせることになります。
食事をゆっくりとることを心がけると、かむ回数が自然に増えてきます。
かむ回数が増えると、インクレチン(消化管から分泌される血糖値を調整するホルモン)が分泌し、早期のインスリン分泌が促されるため、食後血糖値の上昇が抑えられるとされています。このような健康によい効果がわかっていても、早食いの習慣をやめるのはむずかしいようです。でも糖尿病の人は、なんとしてもこれだけは実行してほしいのです。

