突然、自宅のトイレが故障したらどうするか。家電プロレビュアーの石井和美さんは、TOTOのウォシュレットから4万1000円の東芝製に自力で交換したという。DIY初心者による約2時間の交換作業から2週間の使用感までを徹底検証した――。
使い慣れたTOTOから東芝へ
温水洗浄便座が突然故障した。約20年間働き続けてくれたので仕方ないのだが、筆者は痔持ちである。温水洗浄便座は、快適さを求めるぜいたく品ではなく、ないと本当に困る生活家電のひとつだ。
これまでTOTO製品のシンプルなエントリーモデルを愛用しており、特に不満もなかったので、そのまま後継モデルへ買い替えることも考えたが、今回はあえて別のメーカーに目を向けてみることにした。
一日でも早く新しい便座が欲しいものの、買い替えるなら妥協はしたくない。色々比較検討した結果、東芝ライフスタイル(以下、東芝)の温水洗浄便座「SCS-SRA7020」にした。一番の決め手は、「ウルトラファインバブル」である。価格は4万1000円。
注目の新技術でノズルや便器内も洗浄
ウルトラファインバブルの機能は、サイエンスのシャワーヘッド「ミラブル」や2025年大阪・関西万博では「ミライ人間洗濯機」にも採用されて話題を集めた技術である。直径1μm未満という肉眼では見えないほど微細な気泡を含む水で、洗浄性の向上が期待されることから、近年では洗濯機や農業、水産業などさまざまな分野で活用が広がっている。
SCS-SRA7020では、このウルトラファインバブルをおしり洗浄だけでなく、ノズル洗浄や独自の機能「プレケアミスト」で採用している。プレケアミストとは、ミスト状にしてウルトラファインバブル水を噴射し、便器内を洗浄すること。用を足して洗浄した直後と約1時間に1回、ミストを1分間噴射して便器内を洗浄する。メーカーによると、プレケアミストは便器への汚れの付着を抑える効果があるとのことだ。
ノズルも使用前後にウルトラファインバブル水で自動洗浄されるという。トイレ掃除があまり得意ではない筆者にとって、日頃の手入れの負担軽減が期待できる点は大きな魅力だった。


