目に見えないミストが定期的に噴射

「プレケアミスト」も効果を実感できた。立ち上がった1分後、もしくは1時間に1回、便座の奥側にある「ウルトラファインバブルプレケアミストノズル」から、便器内へウルトラファインバブル水を自動で噴霧する機能だ。便器表面をあらかじめ濡らすことで汚れの付着を抑え、掃除の手間を軽減するという。

プレケアミストが作動すると、「サーッ」という控えめな噴射音が聞こえ、便器内へミストが噴霧される。ウルトラファインバブルは直径1μm未満と非常に小さいため、気泡そのものは目で確認できない。しかし、便器内の水面にはさざ波のような揺らぎが広がり、ミストが噴射されていることが分かる。

プレケアミスト作動時。便器内へミストが噴霧され、水面がさざ波のように揺れる
筆者撮影
プレケアミスト作動時。便器内へミストが噴霧され、水面がさざ波のように揺れる

ノズルの洗浄にもウルトラファインバブルを利用しており、使用前後には自動でノズルを洗浄する。メーカーによれば、おしり洗浄でも微細な気泡を含んだ水によって洗浄性の向上が期待できるという。

自動でニオイを消す機能が優秀だった

実際に2週間使ってみると、以前より便器の黒ずみや汚れが気にならない。また、汚れても軽くブラシをかけるだけでキレイになる。もちろん便座などは掃除する必要はあるし、便器も掃除が不要になるわけではないが、掃除の回数は減らせそうだ。

掃除をしないまま2週間経過後。水が溜まっているところは、そろそろ黒ずんでくるはずだが、キレイなまま。ぬめりのようなものもなかった
筆者撮影
掃除をしないまま2週間経過後。水が溜まっているところは、そろそろ黒ずんでくるはずだが、キレイなまま。ぬめりのようなものもなかった

ウルトラファインバブルは、効果がすぐにわかる機能ではないが、トイレを清潔に保ちやすくし、毎日の掃除の負担を少し減らしてくれることを実感できた。

本機はオート脱臭機能を搭載しており、便座に座ると同時に「ウィーン」という控えめな動作音とともに脱臭が始まる。さらに、立ち上がった後も約1分間運転を続け、便器内のニオイを吸い取ってくれる。着座と同時に自動で作動するため、スイッチを押す必要がないのも便利だ。

この脱臭性能がとても優秀で驚いた。もちろん完全に無臭になるわけではないが、使用前と比べるとニオイは明らかに和らいでいる。

脱臭ユニットは便座裏側に配置されており、内部には交換式の脱臭フィルターを搭載している。フィルターの交換目安は約5年で、便座裏から引き出すだけで簡単に交換できる。

便座裏側に脱臭フィルターがあり、簡単に外せる
筆者撮影
便座裏側に脱臭フィルターがあり、簡単に外せる

交換用フィルターは東芝製品を取り扱う家電量販店などで購入でき、メーカー希望小売価格は2860円。これだけ快適なトイレ環境を維持できるのであれば、ランニングコストとしても納得できる価格だ。

脱臭フィルターは交換可能
筆者撮影
脱臭フィルターは交換可能