もうないと困る「ふた自動開閉機能」
ふたの自動開閉は、今回最も満足度が高かった機能の一つだ。トイレに近づくと便ふたが自動で開き、使用後に立ち上がって離れると自動で閉まる。便ふたに触れずに済むため衛生的でもある。さらに、便座もリモコンのボタン一つで開閉できるので、手を汚すことなく操作できる。
購入前は「なくても困らないかも」と思っていたが、一度使い始めると、その便利さは想像以上だった。今では手動に戻りたくないと思うほど、毎日の快適さを実感している。
もう一つ、思いのほか使いやすかったのが壁掛けリモコンである。リモコンは付属のネジや両面テープで壁に取り付けられ、電源は単4形乾電池2本。電池交換も簡単だ。
以前使っていた便座は、本体横に操作パネルが付いていたため、その部分が張り出し、床や便座まわりを掃除するときに手を入れにくかった。壁掛けリモコンになったことで操作部が本体からなくなり、便座の側面までトイレシートをスムーズに入れられるようになった。
特にトイレが狭い住宅では、この違いは想像以上に大きい。見た目がすっきりするだけでなく、便器まわりの掃除のしやすさも大きく向上した。トイレが狭いのであれば、リモコン付きをおすすめしたい。
また、リモコンでフタだけでなく便座も開閉できるので、直接ふたや便座をさわることがなくなったこともうれしい。
実際に使って便利だった「メモリー機能」
実際に使って便利だと感じたのが、メモリー機能である。水勢やノズル位置、温水温度など、自分好みの設定を登録しておけば、ボタン一つで呼び出せる。毎回設定を調整する必要がなく、いつでも好みの状態で使えるのは想像以上に快適だった。地味な機能ではあるが、毎日使うものだからこそ、こうした小さなストレスを減らしてくれる工夫はありがたい。
一方で、登録できるメモリーは2件までである。我が家は4人家族なので、できれば家族全員分を登録できれば、さらに便利だったと感じた。家族構成によっては、登録数がもう少し欲しいというご家庭もあるだろう。
気になった点は、リモコンの操作性である。ボタン自体がやや小さく、文字色も淡いため、少し見づらく感じた。機能が充実しているだけに、文字をもう少し大きくするか、コントラストを高めるなど、視認性が向上してほしいところ。筆者は老眼であるが、向かって右側の小さなボタンは、メガネを外すと読めなくなるのだ。



