やろうと決めた作業でも続かないのはなぜか。作業療法士の菅原洋平さんは「続けるには、作業し続ける自分の姿が予測できている必要がある。そのため現在続けられている作業のやり方を別の作業にトレースすれば、脳は予測しやすくなる」という――。

※本稿は、菅原洋平『やりつづける脳のつくり方。』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

書籍、ガジェットに囲まれて床に横たわり疲れている学生の女の子
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英会話に通うがテキストは数週間広げたまま

「やればいいということはわかっているんです」

メーカー勤務のCさんは、自分に言い聞かせるように話します。

Cさんは、キャリアアップのために英会話教室に通い始めました。自宅の机の上にはテキストが広げて置かれていて、筆記用具も準備されているそうです。次のレッスンまでに宿題が課されていて、すぐに取り掛かれる環境をつくっています。

ただ、テキストは数週間広げられたままになっていて、手を付けられずにいるそうです。

「いつも目の端にテキストが見えていて、そろそろやろうと思うんです。でもどうしても、その気にならないんです」

Cさんはこれまで、「1年後に英語でプレゼンテーションをする」という目標を設定して、勉強の計画を立てて、目標が達成できたときのご褒美を用意するなど、自分をやる気にさせる様々な工夫をしてきました。

それなのに、いざやろうとすると気が向きません。