同居期間が20年以上の夫婦の「熟年離婚」が増えている。夫婦問題カウンセラーとして計4万件以上の相談を受けてきた岡野あつこさんは「特に『妻からの離婚申し立て』が増えていて、夫からの申し立ての約2倍にのぼっている。次の『5つのパターン』に当てはまる夫とは今すぐ離婚したほうがいい」という――。
家の廊下に座り込んで手で顔を覆い、嘆き悲しんでいる男性
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離婚すべきかどうか決められない

「夫とは離婚したほうがいいのか、それとも、思いとどまったほうがいいのか……」

夫婦関係に悩んでいる方にとって、最も重要かつ難しい悩みとは、「結局、自分は離婚すべきなのか、そうでないのか、決められない」ではないでしょうか。

これは簡単に答えが出る問題ではありません。その夫婦が置かれた状況や、抱えている問題の内容、経済的条件などによって変わってきます。きっぱり別れて再出発したほうがいいケースもありますし、夫婦関係の再構築に取り組んだほうがいいケースもあります。

まず、子どもの有無は、離婚すべきかどうかの判断に大きく影響する要素です。お子さんがまだ幼い場合、両親の離婚は心理的な悪影響を及ぼす可能性が高いですし、シングルでの子育ては経済的にも体力的にも負担が大きく、離婚を思いとどまる理由になり得ます。

また、経済的な面も重要です。「夫のモラハラに耐えられない、離婚したい」と思っていても、妻が専業主婦であるとか、経済力の問題で離婚を思いとどまったほうがいいケースもあります。

妻からの熟年離婚が激増しているワケ

ただ近年では女性の社会進出が進み、経済的に自立している女性が急速に増えていますので、経済的問題を理由に離婚をためらう女性は減りつつあると感じます。

昨今「熟年離婚」がひそかにブームとなっています。いま離婚総数の2割以上が「同居20年以上」のいわゆる熟年離婚ですが、中でも「妻からの離婚申し立て」が増えており、「夫からの離婚申し立て」の約2倍にのぼっているといいます。

妻側が積極的に離婚を検討しているのは、女性の社会進出が進み、経済的な理由で離婚をためらわなくなってきたことが大きいと思います。

離婚すべきかどうかは最終的には人それぞれではありますが、離婚カウンセラーとして、「どう見ても離婚したほうがいい」と思うようなケースもあるのが現実です。

夫婦問題カウンセラー、離婚カウンセラーとして30年以上、計4万件以上の相談を受けた経験をもとに、積極的に離婚を検討すべき「夫の問題行動」をピックアップしてみましょう。