プレジデントの新動画シリーズ「リーダーの器」。第6回はドムドムフードサービスの藤﨑忍社長です。無料会員登録で、異色のキャリアとV字回復の舞台裏を語ったインタビュー動画をご覧いただけます。ぜひご登録ください。
39歳で初就職、すべては「生きるため」だった
日本最古のバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」。一時は絶滅危惧種とまでささやかれたブランドをV字回復させたのが、2018年に社長に就任した藤﨑忍さんです。その歩みは、経営者の王道とはかけ離れたものでした。
短大卒業後、一度も就職せず結婚。専業主婦として政治家の夫を支えてきましたが、39歳の時に転機が訪れます。夫の落選、そして心筋梗塞。収入が途絶え、中学生の息子を抱えていた藤﨑さんには「生活のために働く」という道しかありませんでした。
「夢はお嫁さんで、結婚して、そのまま夫のサポートをする人生に、私は喜びを感じていました。でも生活を守らなければならなくなったので、私が働くというのは、もう必須のことでした」
渋谷109のアパレル店員からキャリアをスタートさせ、居酒屋経営を経てドムドムへ。キャリアの軌跡は最初からうまく回ったわけではなく、家の電気が止まってしまう困窮を経験したこともあるといいます。どんな環境でも藤﨑さんが貫いたのは、「目の前のことを一つずつ、徹底的にやる」というシンプルな姿勢でした。その積み重ねが、やがて「丸ごと‼ カニバーガー」をはじめとする独創的なヒット商品を生み、沈みかけていたブランドを救う原動力となりました。

