私の体調を100%正確に言い当てた

「どうしてわかるんですか、先生!」

思わず叫んでしまったのは、先生が私の体調をほとんど正確に言い当てたからだ。

●「傍目にはとても元気に見られるけれど、本当はやる気がなかなか起きないでしょう」
●「食べるとすぐ、眠くなってソファに横になってしまうよね? でも、眠りはいつも浅い」
●「疲れやすくて、意外と集中力ないでしょう」
●「抜け毛もあるね。腰痛もあるね」
●「お酒は好きかな、でも、本当はそんなに強くないから無理しないでね」

占い師のお言葉ではない。血液検査の結果をみてのドクター(表参道「松倉クリニック&メディカルスパ」院長で医師の松倉知之さん)のカウンセリングだ。

スカイツリーの東京ソラマチにある「献血ルームfeel」にて採血される著者。

「松倉式パーソナルエイジング分析」と言われるこの検査は、血液を100近くの項目にわけて、栄養学とホルモンの面から細かくみていく。

健康ブームの昨今、なにやら血液検査も進化している。OLや主婦、マダムら女子がこぞってこの新検査に目を付け、わざわざ注射してもらい血を採ってもらっているらしい。

そう聞いて、私もなぜか無性に「血を診てほしい」と思ったのだ。

血液型占いはたった4つにしか分けていないのに、「おおざっぱなO型っぽいわね」とか「きっちりしているからA型かと思ったわ」とか、あまり科学的とはいえないジャッジでも、占い師や占い記事にはそれなりに信憑性がある。

だが、血液型ではなく、腕から直接採血してその成分を深く深くチェックしていくと、どんなに評判のいい占いより「ワタシ」がよく見えてしまうのだ。