稲盛和夫さんは、いろいろな著書を出版されていますが、初期に出されたこの著書を、私は「座右の書」と致しております。
「売上1000万円を達成しました。次は2000万円を目指します」という数値目標は、どんな経営者でもつくることができます。しかし、経営においてもっとも大切なのは、経営者や社員1人1人の心をまず伸ばすことです。世の中には感謝の念と経営とはまったく関係がないと思っている経営者がたくさんいます。特に自分のことを優秀だと信じる人には、そんな傾向が強いように思います。
経営者が道を誤れば、あっという間に会社は潰れます。まずはしっかりした経営哲学を学び、心を整えることが肝要です。