14歳でサッカーと出合い、選手として28歳までプレーし、今に至っても北海道をフランチャイズとするJ2コンサドーレ札幌の筆頭株主である持株会理事長を務めている。加えて、創業経営者として2社を上場した経験から、経営にも通じる魅力的なタイトルにすっかり魅せられてしまった。世界最強チームの1つ、FCバルセロナの最高責任者である副会長を務めたフェラン・ソリアーノが用いたチームの経営理論と、実践方法などを具体的に説明した本書は、あらゆる企業経営、そしてスポーツチームに、時間と努力と才能と多くの刺激が必要であることを教えてくれる。そして、「ゴールは偶然に決まるものではない」ということも……。

【関連記事】
「イチローだったら」やらないこと -ビジネスアスリートの新セオリー【3】
吉田沙保里-「霊長類最強の女」が泣いた夜
東京五輪招致委員会「女性隊長」のリーダーシップ
『ゴルフから学んだ誇りある生き方』
プロ野球・日本ハム「大谷獲得」の舞台裏