2026年1月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3をお送りします。健康長寿部門の第1位は――。
▼第1位 ごはんでもパンでもない…いつも快調の禅僧が「週に一日か二日は抜いてみるといい」という食材
▼第2位 プロが見れば寿命がわかる…緩和ケア医が重視する「歩く速度」「歩幅」ともう一つの"余命にかかわる要素"
▼第3位 血糖値が高いのに甘いものがやめられない…消化器外科医が勧める「スイーツとフルーツ」を食べるタイミング
※本稿は、枡野俊明『疲れない心をつくる休息の作法』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
「一口食べたら、箸を置く」のが基本
「量より質」を心がけましょう。
食事は健康のカギを握る、非常に重要な要素です。
いまの日本では、常に飢餓と戦わなければならなかった大昔と違って、「量的な確保が難しい」ことはありません。よほどのことがない限り、「お腹いっぱい食べる」ことが可能です。カロリー不足の問題は、ほぼ解消されているといっていいでしょう。
大変幸せなことですが、それが逆に「食べすぎ」という別の問題を生じさせているように思えてなりません。
いうまでもなく、食べすぎは「体に毒」です。何より「肥満」により、さまざまな生活習慣病を引き起こす危険があります。
食べすぎの原因の一つに、「早食い」があげられます。
じつは私も、その例に洩れません。食事の途中で何かと用事の入ることが多く、「さっさと終わらせよう」と、つい急いで食べてしまうのです。ですから、仕事の忙しいみなさんが、
「早食い」になってしまう気持ちはよくわかります。
では、なぜ「早食い」すると、食べすぎてしまうのでしょうか。
それは、よく嚙んでいないために、「もう満腹」という信号が脳にしっかりと伝わらず、「もっと食べたい」衝動を抑えられなくなってしまうからです。
その点、ゆっくり食べれば、次の一口にいく前に“満腹信号”を脳がキャッチし、いいころ合いで箸を置くことができます。
つまり食べすぎを防ぐには、よく嚙んで、ゆっくり食べることが大切。できるだけ
「一口食べたら箸を置き、よく嚙む」
ことを心がけ、習慣にするといいでしょう。

