世界の最前線で成果を出している人は、休日をどのように過ごしているか。クロスリバー代表の越川慎司さんは「世界のエグゼクティブたちの休日観は日本人とは真逆だ。彼らは、疲れたら休むのではなく、疲れる前に休むという『温存戦略』を徹底している」という――。
※本稿は、越川慎司『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
休日の解像度を上げれば、パワフルに働ける
あなたは、「休日」に何をしていますか?
独身の人であれば、仕事の疲れを癒すために、ゆっくりと寝たり、ボンヤリと過ごす時間を大切にしているかもしれません。
家族のある人であれば、一緒に出かけたり、食事に行くこともあるでしょうが、本音をいえば、家でゴロ寝をしたり、ネット動画でも眺めていたい……と考えている人も多いのではないでしょうか。
日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、身体を休めたり、ストレスの発散を心がけていますが、必ずしも思い通りにはなっていません。
休みが明けても、疲れは依然として残ったままで、ストレスも解消されていない……と感じている人がたくさんいると思います。
多くのビジネスパーソンが「ブルーマンデー」(憂鬱な月曜日)を迎えてしまうのは、休日の「休み方」に問題があるのです。
本稿では、グローバル・ビジネスの最前線で働くトップクラスのビジネスパーソンの休日の過ごし方をロールモデル(見本)として、休日の意味と意義を探ります。
世界の一流は、休日をどのように考え、何をしているのか?
彼らの休み方には、パワフルに働くためのエネルギー・チャージやリフレッシュの秘訣だけでなく、人生を楽しむための大事なヒントがあると考えています。
世界の一流の休み方を知って、休日の解像度を上げることは、これまでとは違った視点で自分の休み方を見つめ直すきっかけになります。
「こんな考え方もあるんだな」という新たな気づきが、あなたの休日を充実させて、毎日の生活にメリハリを与えてくれることになります。