メンタルと脳をリフレッシュするために、効果的な方法は何か。クロスリバー代表の越川慎司さんは「頭の中の泥水を排出するようなイメージで思いついたことを書き出していくといい。自律神経が整うことを実感できるはずだ」という――。

※本稿は、越川慎司『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

紙にペンで文字を書く女性の手
写真=iStock.com/RollingCamera
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1日7分で「休養」と「教養」を手に入れるメソッド

世界のビジネスパーソンは、休日に「休養」と「教養」を手に入れることで、仕事の生産性をアップさせ、自分の人生を豊かにしています。

日本のビジネスパーソンにとっても、この二つが重要であることは、松下幸之助が指摘している通りです。

本稿では、休日の新習慣として休養と教養の実現に役立つ「1日7分」の簡単メソッドを紹介します。

1日7分というのは、24時間のわずか0.5%ですから、忙しい日本のビジネスパーソンでも、手軽に実践することができます。

これを休日の新習慣にすると、メンタルと脳をリフレッシュすることで、仕事の効率アップにつながります。

「1日7分」の簡単メソッドには、大きく分けて三つのアプローチがあります。

【新習慣①】1日7分の「瞑想」
心を静めてストレスを解消する

瞑想はスティーブ・ジョブズが実践していたことで世界中のビジネスパーソンの間に広まり、現在ではビル・ゲイツも取り入れているリラックス法です。

休日の朝や就寝前に5~7分くらい瞑想をするだけで、ストレス解消や集中力アップ、不眠解消などの効果が期待できます。

その実践方法は、次のような手順になります。

①胡座か椅子に座った状態で背筋を伸ばす
②目を閉じて視覚情報を遮断する
③鼻から息を吸って、その倍の時間をかけて口から吐き出す
④ゆっくりとした呼吸を何度も繰り返す

瞑想を始めると、時間の経過と共に心を落ち着かせることができます。

時間や場所を選ばず、道具を用意する必要もありません。

誰でも簡単に始められるのが、一番の利点といえます。

目を閉じて、じっとしていることに不安を感じる人は、私も取り入れている「大人の塗り絵」をすることでも同じ効果が得られます。