押しが弱くて嫌と言えず、いつも仕事で貧乏くじをひかされる……。そんな悩みを抱えている人に朗報だ。元来の性格は変えられなくても、行動様式を変える方法はちゃんと存在する。
内向的な人でも後天的に取得できる技術
Getty Images=写真
通説では、自己主張する人は出世すると言われている。彼らは周囲の人に自分の考えを伝え、必要な資源を要求し、昇給を求め、「ノー」とは言わせない。では、こうした行動を高く評価する文化の会社で働いている場合、あまり自己主張しないタイプの人はどうすればよいのだろう。性格的に内気な人や控えめな人も、心配する必要はない。本来の自分を大切にしながら、同時に必要なものを要求し、欲しいものを手に入れることは可能なのだ。
マネジャーが成果をあげるためには、ある程度の自信が必要不可欠だ。「適度な自己主張、他人に対する敬意、それに知性が、偉大なリーダーの要件だ」。こう語るのは、ニューヨーク市のコーチング会社、ハンデル・グループの共同創立者で会長を務めているローレン・ザンダーだ。彼女は、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教えられている「Designing Your Life(自分の人生を設計する)」という能力開発コースの創始者でもある。
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