自分を取り巻く状況を理解しよう

自己主張はいつでもどこでも好ましい特質とみなされるわけではない。自分の行動を変える前に、自分がどのような状況の中で働いているのかを理解しよう。自分を取り巻く文化、例えば国、地域、もしくは組織の文化では、強引さが本当に高く評価されるのだろうか。それとも情理を尽くして説得する穏やかなアプローチのほうが評価される場合があるのだろうか。

自己主張が報われるか否かは、その人の性別にも左右される。世界有数のジェンダー・コンサルティング会社、20ファーストのCEOで、『How Women Mean Business』の著者、アビバ・ウィッテンバーグ=コックスは、自分の望むものを要求する女性は往々にして「気が強くて扱いにくい」と評されると注意を促す。エイムズも同じ考えで、「不利益をこうむらずに自己主張できる範囲は、女性の場合、男性より小さい」と言う。自分の行動を変える前に、自分の行動の結果をよく考えよう。