教養人は知的でクール、人生をより楽しんでいる。果たして自分に教養はあるのだろうか。そこで今回、日本の管理職の教養レベルを徹底解明。教養を効率的に身につけるコツも解説する。
他人の思考を食べているか
欧米では、「教養があること」が、紳士の条件の1つとされてきたという。日本の経営者やマネジメント層も、欧米のエリートに負けない教養を身につけて、グローバルなビジネスシーンで、互角に渡り合えるようになりたいもの。とはいえ、そもそも“教養”とは一体何だろうか?
経営コンサルティングや企業投資で様々な企業経営に精通し、大手予備校である田中学習会の取締役もつとめている侍留啓介さんは、次のように説明する。
「国語辞典を引くと、教養とは専門以外の学問や知識を身につけること、広い知識を身につけることで人生や心を豊かにするもの、という定義がされています。ビジネスパーソンは、自分の仕事の分野には強いわけですが、これはローマ字の『I(アイ)』のような一本足の状態です。専門性をできれば2つ、そしてそれ以外にも幅広く知識を身につけている状態が、教養人ではないでしょうか。私の造語ですが、そうした人をT型人材ならぬ、『π(パイ)型人間』と呼んでいます。教養というと身構えてしまいますが、仕事と直接関わらない、趣味や嗜好の分野に詳しくてもいいでしょう」
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