森 麻季さん
1981年、埼玉県生まれ。青山学院大学経済部在学中「ミス青山学院」に選ばれる。卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。「Going! Sports&News」「キユーピー3分クッキング」など様々な番組で活躍する。2011年、同社を退社。現在はフリーアナウンサーとして「ウェークアップ! ぷらす」「女神のマルシェ」などで活躍中。雑穀アドバイザー、食育インストラクターなど食関係の資格を多数保有。
アナウンサーは食いしん坊な人が多くて、おいしいものやお店の情報交換もしょっちゅう。「龍天門」は、同期の小林麻耶ちゃんに教えてもらいました。家族とも来ますし、日本テレビ時代の先輩や、卒業組と一緒に来ることも。担々麺の大ファンで、夏場は冷やしバージョンをいただくことが多いですね。
もう一軒の「ジャンゴ」は、アナウンス部の先輩に連れていってもらったのが最初です。蟹味噌のパスタ、すごいでしょう? ちょっと中毒になるんです。けっこう、がっつりとくるんですけど、お酒が進む味で、つい頼んじゃう。
料理をつくるのも大好きです。スーパーに行くことも、何をつくろうか考える時間も、台所に立っている時間も好き。それがストレス解消にもなっているのかな。
雑穀アドバイザー、ジュニア野菜ソムリエなど、食関係の資格もいくつか持っています。私、入社試験でも、趣味のところになんて書こうかと悩んだくらい、本当になんの特徴もなくて(笑)、何か人と違うことをやっておこうかなと思い、好きな食の分野なら、と勉強を始めたんです。
不規則な仕事なので、胃袋も含めてタフでないといけないですね。どこでも寝られて、何時でも目覚めよく起きられて、どんな場所でも、出されたものはおいしく食べる。そういうタフさは必要。ずっとなりたかった職業で、やりたいことができているから、辛くてやめたいと思ったことはありません。
フリーになってからは、いろいろなことが自分の時間の中でやれるようになった分、その使い方を考えるようになりました。内に籠ってしまうと考え方も狭くなるので、できるだけ外に出て、人と会ったり舞台を観たり、刺激をもらうようにしています。
今、担当している報道の番組もすごく楽しいし、料理やスポーツ番組も、チャンスがあれば、またやってみたい。私の仕事は前に出ず、MCの方と組んで、その人の手となり足となり、支えることなので、出演者の方たちに気持ちよくしゃべってもらうための空間づくりを一番に考えます。それはその人の知識を支えるために自分も同じように勉強することも一つだし、しゃべりやすい空気をつくるための相槌の打ち方や話し方を磨くことでもあり、その場によって変化します。アナウンサーのスペシャリストを目指したい、なんて、大きなことは言えないですけど、そういられたらいいですね。