事故に遭ったらまず「スマホ」
歩行中、交通事故に遭ったら、どうすればいいのか。まず優先したいのは、警察への報告だ。本来、車が事故を起こしたときは、運転手や乗務員に報告の義務がある。ところが、事故で減点されることをおそれて警察に報告せず、その場で示談を申し込んでくる運転手もいる。

目の前に大金を積まれて、「警察を呼ばれるのは困る」と泣きつかれたら、示談に応じたくなるかもしれない。しかし、篠田恵里香弁護士は「絶対に報告すべき」とアドバイスする。
「警察に処理してもらわないと、交通事故証明書が発行されません。交通事故証明書がないと、人身事故があったという公的な証拠がなくなり、何かトラブルに発展したとき不利になるおそれがあります」
また、事故直後の段階ではケガの程度が不明で、損害額がはっきりしていない。差し出された金額が魅力的に見えても、その金額では足りなかったということも起こりうる。
報告後は、警察が来るまでの間に自分でも証拠集めをしておこう。いまはスマホがあるので、現場の撮影も簡単だ。
「事故直後は素直に謝っていた加害者が、警察が到着後、『向こうが飛び出してきた。自分は悪くない』と態度を変えることもあります。そうしたケースに備えて、相手の証言を録音したり、目撃者の方に連絡先を聞いておいたほうがいいでしょう」
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