国産米の価格高騰が、生活を圧迫している。小泉農水相は、随意契約での備蓄米放出に踏み切った。米の値段を下げるために、異例の手法を使うことに問題はないのか。緊急措置に潜むメリットとデメリットを、西田・安田両氏が論じ合う。
スーパーマーケットでお米を買う買い物客
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備蓄米在庫がなくなれば輸入解禁しか選択肢なし

【安田】お米、高いですよね。今、この対談時点(6月26日)では5キログラムで3000円台に落ちてきたとはいえ、以前に比べて倍近い状況が続いています。(農林水産省『スーパーでの販売数量・価格の推移(KSP-POSデータ全国等)(令和7年7月14日)』によると、6月30日週の平均価格は3602円/5キログラム)

【西田】3000円台に価格が下がったといっても、店頭に並んでいるのは3900円とかで、話が違う!