相手に信頼される人は何をしているか。プレゼンス・コンサルタントの丸山ゆ利絵さんは「外見や振る舞いを一貫した見せ方ができることで、印象全体は整えられ、好ましい印象となる。さらには落ち着きや余裕も醸し出し、周囲に安心感を与え、期待も裏切らないから信頼されやすい」という――。

※本稿は、丸山ゆ利絵『初対面から信頼関係を築く 第一印象の磨き方』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

会議室に座っているビジネスマン
写真=iStock.com/Thissatan
※写真はイメージです

なぜ、セルフプロデュースのできる人は好ましい印象を与えるのか

あなたがこれからより多くの人に信頼されたいなら、セルフプロデュースの意識を持っておきましょう。

セルフプロデュースとは、自分が持つ魅力や能力を的確に表現するために、外見や振る舞いにほどよい演出を施すことです。これを意識できている人は、自分にとって好ましい印象を人に与えやすく、第一印象でも有利です。また、それはそのまま信頼感にもつながりやすいのです。

では、セルフプロデュースは具体的に何をするのか、何から始めるのでしょうか?

「自分がどうありたいのか」、あるいは「自分はどんな人物だと見てもらいたいのか」をあらためて考え、自分の外見や振る舞いは本当にその考えと合致しているかをしっかり見直してみることです。

セルフプロデュースを意識できている人が好ましい印象を人に与えやすい理由は、「その人が表現したい自分のイメージ」と、「その人の外見や振る舞いなどの方向性」が一致しているからです。

これは、自分が望む自分をしっかり理解しているからこそできることです。違う言い方をすると、セルフプロデュースとは、自分自身をブランドとしてとらえ、外見や振る舞いを一貫性のあるイメージで統合することです。