なぜ恋人「は」ではなく、恋人「が」が正しいのか

※本稿は、『プレジデントFamily2023春号』の一部を再編集したものです。

「恋人がサンタクロース」は、クリスマスに、よく耳にするスタンダード・ナンバーだが、私はその題名が、ずっと気になっていた。

サンタクロースの帽子
写真=iStock.com/Viorika
※写真はイメージです

なぜ、恋人「は」ではなく、恋人「が」なのか? 歌詞の中身をかいつまんで紹介しよう。

前田安正『マジ文章書けないんだけど』(大和書房)
前田安正『マジ文章書けないんだけど』(大和書房)

主人公の少女は、サンタの存在をおとぎ話だとわかっていた。でも、隣のお姉さんは少女に言う。サンタは実際にやって来るのだと。少女が大人になれば、クリスマスには、恋人がサンタとなってやって来るよ、と教えてくれる……。

確かにこの内容だと、恋人「が」のほうが適切で、恋人「は」だと、しっくりこない。しかし、なぜ? と問われると、すぐに答えられない。

ところが、たったひと言でその答えを説明する本に出合った。文章術を教える『マジ文章書けないんだけど』(大和書房)だ。

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