過去の受賞者にはノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんなどがいる「国際子ども平和賞」を2022年11月、日本人で初めて受賞して注目を集めた川﨑レナさん(17)。世界46カ国175人以上の候補の中から選出された若きリーダーはどのような家庭環境で育ったのか。プレジデントFamily編集部がインタビューした――。

※本稿は、『プレジデントFamily2023春号』の一部を再編集したものです。

必要なときに一言をくれる「きっかけはいつも母」

子供の権利のために優れた活動をした若者に贈られる「国際子ども平和賞」。過去には後にノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんなどが受賞している。

それを2022年、当時17歳で受賞したのが川﨑レナさんだ。日本人の受賞はこれが初となる。川﨑さんは大阪育ち。5歳から10年以上インターナショナルスクール(以下、インター)に通い、さまざまな国籍の生徒たちと過ごしてきた。