どのような親に育てられたのか?

▼お母さんに聞きました!

レナが生まれたときに、「『親にこうしてほしかった』と後で思われないような育て方をしたい」と思って、こっそり育児本を何冊も読んだりしていました。「人の役に立つことをしなさい」と常に言い聞かせてきたのですが、ある日習い事のクラスで使用しているショッピングモールの汚れたトイレをみんなが避ける中、レナが掃除してきたことがありました。そのときは本当に嬉しくて、すごく誇らしかったのをおぼえています。

▼お父さんに聞きました!

子供とは対等に、そして自然体で接するようにしてきました。また、子供のためになることは手を抜かず、妥協しないとも決めていました。暇さえあれば子供と近くの公園に行ったり、ちょっと遠出をしたりして一緒に楽しむ、ダンスの発表会前には一緒に踊る、子供が将来海外に行くかもしれないと言ったらリサーチを念入りにするなど。ただ「何でもOK」というスタンスではなく、必要でないものは与えないようにしてきました。その分、厳選して「やりたい!」と言ったことはできるように支援してきましたし、これからもしていきます。

(文=土居雅美 撮影=植田真紗美 )
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