脳科学者の黒川伊保子先生が、脳の成長ステージに合わせた「親子の関わり方」について教えます。
0~2歳 脳細胞の数は人生最多!
ヒトの脳細胞の数は、産声を上げた瞬間が人生最多といわれています。周りにいる人の表情や所作に自らの神経系を連動させるミラーニューロン(鏡の脳細胞)の機能も人生最高レベル。つまり、「感じる力」が人生最大なんです。赤ちゃんにとっては、風が吹いてカーテンがなびいただけでもミラクル。そのうえ、カーテンの動きには、この星がどういう環境なのかを知らせてくれる物理情報、この星の美しさを教えてくれる感性情報も満載です。大人が当たり前だと思っている事象から、赤ちゃんの脳はたくさんのことを学んでいます。
この時期は赤ちゃんの感じたいまま、遊びたいままに過ごさせることが最高の育脳になります。脳が自ら気づくことも大事なので、この時期、大人が意図的に関わる英才教育は、あまり意味がなく、妨げになることも。
なお、ミラーニューロン最大期には、抱いてくれる人の表情や感情に脳神経信号が連動するため、母親の情緒が安定していることが、子どもの脳が安定して動く秘訣。となると、家族が母親を支えることこそが、この時期最高の英才教育と言っても過言ではありません。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。


