脳科学者の黒川伊保子先生が、脳の成長ステージに合わせた「親子の関わり方」について教えます。

Q.「なんで?」「どうして?」としつこい。どう対応すべきか?

3歳を過ぎると「どうして?」「これなに?」という質問が増えてきます。4歳にもなれば、外界への好奇心ではち切れそうな脳は、答えにくい質問も連発。「空はどうして青いの?」「パパのおなかはどうして出っ張っているの?」……うんざりしがちですが、ちょっと待って。AI時代を生きる人類に求められる資質の最たるものは「AIへの質問力」。問いを見つけ出し、言葉にする力です。4歳のはじき出す、時に哲学的な難題は、その才能の芽生え。盛大に祝福してやって。「面白いね」「お、そうきたか」「いいところに気づいたね」のように。ここでうんざりしたり、うるさがったりすると、質問の信号を止める癖がつきます。これは、未来を考えると、とても残念なこと。

答えられなくてもかまいません。祝福したのち「ママもわからないのよ。あなたはどう思う?」と聞き返すと、子どものすてきな答えが聞けることも。なにより、問題解決力が身につきます。

※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。