効率よく仕事をこなすにはどうすればいいのか。ブロガーのフミコフミオさんは「僕は営業先の客との向き合い方を『数より質』に変えた。仕事に関係ない話も丁寧に聞いた。その結果、客の信頼を勝ち取り、少ない訪問件数で多くの成果を上げることができた」という――。
営業職はノルマを達成するのが当たり前
こんにちは。僕はフミコフミオ。食品会社で働くサラリーマンだ。今回は目の前にあるタスクに追われずに同僚やライバルの一歩先を行く働き方についてお話ししたい。
血と汗と涙で相手に打ち勝つようなマッチョな方法ではなく、「いつもの仕事やタスクを違う角度から見ることで少し楽にこなせるようになる」という気楽なものなので、力を抜いてお付きあいいただけたらうれしい。
僕がサラリーマンになって25年たった。そのサラリーマン人生のすべてを営業職として過ごしてきた。管理職になったとはいえ、意識はまだ営業マンである。他の職種に移ることは今のところ考えていないので、職業人生のすべてを営業マンとして生きることになるだろう。
法人営業が中心であったが、個人向けの営業をやった経験もある。商品やサービスを売るだけではなく、システムを売ったりアドバイスを売るコンサル的な仕事をしたこともあった。業界は運輸と食品。「売るものが変わっても売ることは変わらない」をモットーに、これまで25年間営業として生きてきたのだ。
新卒以来ノルマが未達だった年はない。ノルマを達成するのが営業という仕事の最低限と教えられてきたし、僕自身そういうものだと今でも信じている。