「どうでもいい話」を書き留めることで実を結んだ
ノルマから課されたタスクに追われて自分で数と量を追求するような営業スタイルよりも、はるかに少ない労力で契約を取ることができるようになった。そして従来のやり方では到底接触できなかった大型案件をいくつか決めることもできた。
将来への不安からヤケクソでやり方を変えたのがよい方向に出たのだ。そのベースになったのは見込み客からのどうでもいい仕事につながるかわからない話を聞き、自分の言葉で書き留め、そこから出てくる発想を提案につなげることができたからだ。
書くという行為があったからである。
今回お話しした話は20年ほど前の出来事なので、そのまま真似することは意味がないけれども、書く内容を改めることで道を拓けるのはいつの時代も不変のはずだ。
手帳に客の仕事につながる情報を書き込むのは誰でもやっていることだ。そこから半歩ずれたところにビジネスのチャンスは転がっている。
まずは無駄だと切り捨てていたものを書き留めることから始めてみるといいかもしれない。