アウトドアメーカー・スノーピークで働く小島美咲さんは、新卒で入社したファーストリテイリングで、二十代半ばでユニクロの店長を任され、30人以上のマネジメントをおこなっていた。売上達成に燃える小島さんに部下が放った一言と、その反省から学んだ管理職に必要な心構えとは——。
転職して変わった「幸せの価値観」
誰もが自由に旅をしたり、自然のもとで遊んだりすることが難しくなっている今、ますます人気が高まっているのがキャンプだろう。
世界に数あるアウトドアメーカーの中でも、洗練されたデザインと良質なキャンプ用品を展開している日本のブランドが「スノーピーク」だ。「人生に、野遊びを。」をコンセプトに、オートキャンプのスタイルを提案。自身もアウトドアライフに惹かれ、スノーピークへ入社したのが、直営店舗部シニアマネージャーの小島美咲さんだ。
「自然と関わりながら、自然と人、人と人をつなげていくことを通して、地球上のすべてのものを幸せにしたいと思っている会社。すごくロマンティックで夢があって、キャンプだけでなく、衣食住、そして働く、遊ぶことを豊かにするような提案もしているんです」
スノーピークは2社目の転職先である。その決断によって、自身にとっての「幸せ」も大きく変わったようだ。