なにが「面接」の成否をわけるのか。雑誌「プレジデント」(2018年10月29日号)では「面接」に関する大特集を組んだ。今回、そこから3つの基本を紹介しよう。第1回は「第一印象をよくする心理学のテクニック」について――。

“中身”より“見た目”、第一印象で面接は決まる

世の中には、面接ウケのいい人間がいる。転職や子供の受験など、面接が人生に大きな影響を与えるシーンは多い。面接ウケをよくするためには、どうすればいいのだろうか。

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「最近の研究では、第一印象は0.2秒で決まる、と言われています」と話すのは、立正大学心理学部名誉教授の齊藤勇氏。さらに、齊藤氏はニュートンの発見した「慣性の法則」と同じような一貫性の法則が人間の心にはあると続ける。

「ある方向に心が動き始めると、そのまま同じ方向に動いていくんです。面接官はあなたに対するイメージが真っ白な状態から、最初の0.2秒で“1つのイメージ”を抱きます。白い紙に赤のインクを落としたら、それを青に変えるのが難しいのと同じように、最初に与えた第一印象が、その後のあなたの評価につながっていくのです」