イラン採用から社長に上り詰めた異色の男

2017年末、東芝の社長、会長を務めた西田厚聰氏が鬼籍に入った。「東芝壊滅の戦犯」という汚名を着せられたまま、社葬も行われない幕切れであった。

児玉 博(こだま・ひろし)
フリージャーナリスト。1959年、大分県生まれ。主に雑誌で企業レポートを多数執筆。著書に『堤清二罪と業 最後の「告白」』(2016年大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞作の単行本化)、『“教祖”降臨 楽天・三木谷浩史の真実』ほか。

「帰るべき母港を断ち切られての最後は、さぞや無念だったでしょう」と著者は語る。

名経営者と称えられた西田氏は一体いつ、どこで、何を間違えたのだろうか。本書は、本人の肉声を交え、彼の栄光と絶望の歩みを重ねながら、東芝崩壊の内幕に迫っている。

(撮影=的野弘路)
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