わざわざ表参道まで買いに行きたくなる「魔法のジュース」

イスラム教のラマダンは、日の出から日の入りまでの断食修行である。今年は、6月18日から始まり7月16日に終わりを告げた。しかし日本では、いまだ断食中の「ラマダン女子」がいて、しかもじわじわ増えているという。

どういうことなのか?

イスラム信者にとっては、断食は、宗教上の義務(精神修行、神への感謝など)であるが、ラマダン女子たちの狙いは、どうやら違う。遠い昔、ブッダも悟りを開くために断食をしたというが、それとも違う。

飽食で、でぶでぶ、ぶよんぶよんになった自身のボディを浄化し若返るために、断食(ファスティング)を、しようというのだ。代謝の悪くなった下半身に悶え苦しみながら、効果があるあると聞けば、ちょっとくらい高くてもすぐさま飛びつく人たち、それがラマダン女子である。

いったいどんなファスティングをしているのか。

ちなみに「断食」という言葉には、なんとなく「質素さと苦しみ、そしてストイックさを伴う」が、「ファスティング」と言い換えれば、たちまちオシャレ感が漂うので、彼女たちはこの言葉を好んで使う。

「私、いまファスティング中なの」(どや顔)

酵素やスムージーはとっくの昔に卒業。そして最近は、ハリウッドセレブや日本のモデルさんを経由して、一般女子たちにブームが降りてきた「生酵素」=クレンズジュースでのファスティングだ。

店に行って筆者が飲んだジュースはその名も「グリーンデトックス」。ケール、小松菜、ブロッコリー、リンゴ、レモンなどが入っている。

短期間で痩せることができ、美肌効果、冷え症改善、免疫力向上、内臓脂肪の減少にも効果的と言われ、成功例もあまた報告されているのだ。

クレンズジュースバーは都内のあちこちにできている。有名なのは、「クレンジング・カフェ代官山」(代官山)や青山の「CLEANSE × SWEET (クレンズ・バイ・スイート)」。表参道にも5~6軒はあるというから、かなりの人気だ。

ということで、さっそく、私もやってみた。

試したのは、昨年オープンした「ジョンマスターオーガニック」(表参道)の「1dayクレンズプログラム」。たった1日、食事をこのクレンズジュース(6本)に置き換えるだけ(他のものは口にしない)なので、それならば私にもできるだろう。

ここのクレンズジュースの特徴は以下の通りだ。

・素材は、国産の有機栽培・農薬不使用・減農薬栽培の野菜や果物
・水を加えず、特殊なミキサーで低温低速回転抽出
・熱に弱い酵素やビタミンを壊さず、素材が持つ栄養を丸ごと摂取することが可能
・1杯には約1kg~1.5kgもの野菜や果物が使われている
・消化器官が一時的に休まることで、消化に使われるエネルギーが体中の再生に使われる
・体内に蓄積された有害物質や老廃物、腸内毒素を排出して、臓器をリフレッシュさせ、余分な体脂肪を燃やしてくれる
・ヒーリング効果もある