2025年1月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。ライフ部門の第2位は――。

ライフ部門では、認知症予防に役立つ食材を解説した記事が1位となりました。認知症専門医の白澤卓二さんは「有害物質を完全にシャットアウトしようとするより排出するメカニズムを強化するほうが現実的」と指摘します。2位はコラムニスト・木村隆志さんの寄稿。女性トラブル報道で芸能界を引退した中居正広氏“35日間の苦悩”を解説し、多くの読者から反響をいただきました。3位には、免疫力を上げる効果的な方法を解説した大阪大学名誉教授・宮坂昌之さんの記事です。免疫力は食習慣や運動不足では簡単に上がったり下がったりしないこと、ストレスが免疫に与える影響についても解説しています。1~5位のランキングは以下の通りです。

▼第1位 これを食べると大腸がダメージを受ける…認知症専門医が10年前から絶対に口にしない、みんな大好きな食材
▼第2位 だから中居正広は電撃引退した…「女性トラブル報道」から35日の間にあったトップアイドルの知られざる苦悶
▼第3位 食習慣でも、運動不足でもない…免疫学者が「これだけは避けて」と言う免疫力がヨボヨボになる生活習慣
▼第4位 認知症の最大の原因は「年齢」ではない…「ヨボヨボな75歳」と「元気バリバリな95歳」を決定的に分けるもの
▼第5位 「10カ月で92kg→66kg」1食1合食べられるほど白米好きな40代女性が炭水化物の代わりに増やした食材

タレントの中居正広氏(52)が23日、芸能活動を引退すると発表した。コラムニストの木村隆志さんは「これまでの彼の言動を振り返ると、早期の引退を選んだ理由が見えてくる」という――。
写真提供=共同通信社
中居正広さんの芸能活動引退を伝えるニュースが流れる立ち飲み屋のテレビ=23日夜、大阪市北区

突然の引退発表のウラにある3つの要因

1月23日、女性トラブルで渦中の中居正広が同日での芸能界引退を発表した。発端となった週刊誌報道は昨年12月19日だけに「わずか35日での電撃引退」と言っていいだろう。

ただ、中居の引退発表は、示談をした相手女性との守秘義務があるためか、文章でのコメントのみだった。騒動以降、その声を発することなく引退を発表したことにモヤモヤを感じている人も多いのではないか。実際、ネット上には「逃げた」「無責任」などの批判と、複雑な心境で引退を惜しむような声が錯綜している。

それにしても、かつて「国民的アイドル」と言われたSMAPのリーダーであり、日本のテレビ業界を代表するMCとしては、何とも虚しい結末となってしまった。

なぜ中居は1カ月あまりで芸能界引退を決断するに至ったのか。その背景には3つのポイントがある。

引退を発表した中居のコメントに、「ご報告にあたりましては、私がこれまでに携わらせて頂きましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの皆さまとの、打ち切り・降板・中止・契約解除などに関する会談がすべて終了し、本日となった次第でございます」というフレーズがあった。

事実、中居の出演番組がなくなったタイミングでの発表であり、裏を返せば、それがなければもっと早く引退していたということだろう。これまで中居はジャニーズ事務所からの独立会見などで「番組が終わってしまうかもしれない」などとリスクを語っていたように「自分が求められているか」に敏感なところがあった。裏を返せば、そんな敏感さがあるからこそ老若男女を束ねるMCを高いレベルでこなせたのかもしれない。