無礼な態度が下げる仕事の質、組織への忠誠心……
映画やドラマの影響なのか、アメリカのオフィス風景と言えば、ラフな格好で、上司と部下もタメ口で、気さくに冗談を言い合うイメージが強い。
堅苦しい礼儀よりも本音のやりとりを重んじる文化――そんな私の偏見をよそに、礼節の重要性を学術的に分析したアメリカ人研究者の著書が刊行された。「『職場の無礼さ』の研究、20年の集大成!」「全米で話題の『礼節の科学』」のオビも効いている。礼儀・礼節の本家は日本だろうという自負もあり、上から目線で読んだが、興味深い内容だった。
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