「日本の生産性」をアップさせる光が見えたか

日本生産性本部がOECDの2017年のデータから算出した日本の1時間当たりの労働生産性は47.5ドル。これを国際比較すると、先進7カ国では最も低い。ちなみに、72.0ドルだったアメリカの6割強という水準にとどまった。

その要因を、同本部の木内康裕上席研究員は「もともと高かった製造業の労働生産性が2000年代に入って後退したことが大きい。また、中国などアジア諸国との低価格競争に巻き込まれ、なかなか付加価値を上げられないことも影響している」と説明。しかし、前年から1.4%上昇しており回復基調にあるという。

(図版作成=大橋昭一)
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