「アイドル」オタクの消費欲は止まらない

矢野経済研究所は2019年1月24日、「オタク」に関する消費者アンケート調査の結果を発表した。「自身をオタクと認識しているか」「1年間でどれくらいの金額を使っているか」を聞き、分野別の推定人数や1人当たり年間消費金額を算出している。

最も人数が多かったのが「漫画」、次いで「アニメ」だが、両分野とも人数、消費金額の両方が下降している。多くの分野が数字を落としている中で、大きな伸びを記録したのが人数で3位の「アイドル」。アイドルオタクは1年間で平均10万3543円を使っているという結果だった。

矢野経済研究所の松島勝人Xbusiness主席研究員は「漫画やアニメ、ゲームなど無料で利用できるコンテンツが増えてきた影響が全体的な数字の下降に繋がっています」と指摘する。

一方でアイドルが数字を伸ばしている理由については「SNSやYouTubeでの配信、カラオケ部屋を借りたコンサートなどにより、アイドルがステージに立つハードルは確実に下がっていますし、ローカルでの活動も可能になりました。ファンもそれをサポートする流れができています。大手のビジネスはやりにくくなっている面がありますが、数万~数十万円規模の売り上げを立てるビジネスはとてもやりやすくなっています」(松島主席研究員)。