人に何かを頼んだとき、どうして言った通りにしてくれないのか。その原因は、あなた自身の言い方や口グセにあるのかもしれない。24の症例とともに、改善するための「処方箋」を明らかにしよう。今回は、心理学者の内藤誼人氏に「必ず否定から入る」について聞いた――。(全24回)

※本稿は、「プレジデント」(2016年10月31日号)の特集「『超』ウケる言い方入門」の記事を再編集したものです。

すぐには答えず、少し時間を置く

自分の言葉が否定から始まってしまうことについて悩んでいるということは、自覚があるわけです。なかには、誰かを否定する言葉を吐きながら、まったく無頓着な人もいて厄介なのですが、自己認識ができているのならまだ大丈夫です。ポジティブに考え、これから直していけばいいのです。